記帳代行サービスの料金相場と各種サービス価格比較!

事業を営んでいると、個人事業であれ法人であれ、毎日の売り上げと経費を記帳する帳簿をつけなくてはなりません

しかし、本業で忙しい中、なかなかそういった作業に時間を使うのは難しく、多くの企業や個人が帳簿を事業主の代わりに作成してくれる記帳代行サービスを利用しています。

今回は

記帳代行サービスの料金相場ってどのくらい?

安くていいサービスはどのサービス?

という点に絞ってお伝えしていきたいと思います。

【関連記事】:記帳代行とは?利用するメリット・デメリットと注意点

記帳代行サービスの毎月の料金相場

美人秘書

記帳代行サービスの料金の相場ってだいたいどのくらいなの?

ざっくりと記帳代行の月々の料金を見積もると、1万円〜5万円/月というのが一般的かなと思います。

ただ、記帳代行と一口に言っても次の要素によって料金プランやオプションも様々変わってきます。

記帳代行の料金が決まる要因
  1. 仕訳の量
  2. 売り上げ規模
  3. 急ぐかどうか
  4. 証憑ファイリング
  5. 個人か法人か
  6. 申告の有無
  7. 消費税や減価償却の計算

基本的には毎月の仕訳数(領収書やレシート、請求書の数)で料金が決まることがほとんどです。

 

単純な帳簿の作成だけをお願いする場合、毎月の仕訳数が50以下なら料金は1,000円ほどで収まります。

それ以上となるとわりと料金は上がっていきますね。

【記帳代行の仕訳数による相場感の目安】

仕訳数月額
501,000円〜
1004,000円〜
30015,000円〜
500以上20,000円〜

100を超えてくると5,000円前後、500仕訳を超えると2~3万円となるのがだいたいの相場観です。

美人秘書

ここに○営業日以内に記帳する!や、売り上げの規模、証憑ファイリングの有無などによって価格がさらに変わってくると言った感じです

記帳代行を格安でお願いするための3つのポイント

美人秘書

記帳代行を安くお願いするにはどう言ったことに気をつけた方がいいの?

記帳代行サービスを安く利用する時のポイントは3つあります。

記帳代行費用を安くするポイント
  1. 会計ソフトを使って自分で記帳する
  2. 仕分けなど、自分でできる範囲を増やす
  3. 税理士事務所でなく、記帳代行会社に記帳をお願いする

順々に解説しますね。

 

1.会計ソフトなどで自分で記帳する

もはや記帳代行ではないですが、会計ソフトを利用して自分で記帳するという方法もあります。

freee という会計ソフトでは写真をとるだけでスキャンして記帳してくれる機能もあるので、かなり便利で、仕訳数に関係なく、月1,000円から利用できます。

個人事業主でまだ売り上げがそこまで大規模じゃないという人はこの会計ソフトを活用すると、費用を格段に抑えられるのでいいかもしれません。

2.自分で記帳できる範囲を増やす

記帳代行はお願いするものの、自分で担当できる範囲を増やすと、業者によっては割引してくれるプランもあります。

例えば領収書なら、勘定項目といって経費の目的を帳簿に記す必要があるのですが、それをあらかじめ科目ごとの封筒に分けて入れたりすることで、記帳代行側の負担が減るため、料金が下がることもあります。

ただ、最近はコンピューターの判断制度が上がっているため、まとめて依頼した方がいい可能性もあります。

3.税理士事務所でなく、記帳代行会社にお願いする

税理士事務所は事務所によって本当にピンキリなので、一概には言えませんが、基本的に税理士事務所より記帳代行会社の方が記帳料金はやすくなります。

記帳代行会社の記帳料金は5,000円〜ありますが、税理士事務所だと基本的に1~3万円は取られます。

税理士が顧問でついてくれるので個別具体的なアドバイスをしてもらうことはできますが、そこまでのサポートを望まないなら記帳代行会社の方が価格が抑えられていいでしょう。

記帳代行サービス料金比較一覧

こちらに最低価格いくらから記帳代行を依頼できるかの料金表を作成しておきます。

ただし、記帳代行会社によって料金プランがまったく異なるので、各プランもじっくり見てから決めるようにするといいかと思います!

【記帳代行会社ごとの料金早見表】

サービス名記帳料金特徴
名古屋経理980円〜5万円(仕分けの量)比較的安価
東京経理・給与代行センター1980円〜99800円(仕分けの量)出張代行プランあり
TaxHouse8500円、12,000円、申告料金が3万円・5万円仕訳数関係なく料金一律
佐久間会計事務所980~5万(半投げ、丸投げ)任せる範囲で料金調整可能
経理支援ドットジェイピー月額8000~10,000円初期設定料金として20,000円
大阪経理・記帳代行センター月額980円〜(仕訳数)比較的安価
松﨑佳史税理士事務所二千円〜178,000円(仕訳)税理士事務所
松本正昭税理士事務所5,000円〜53,000円(仕分け)税理士事務所
ケロミの経理代行680円〜40000円(仕訳)最低価格が業界最安値

美人秘書

順番に解説していきますね!毎月何枚の領収書やレシートを処理したいかを基準に見ていくと、一番やすく使えるサービスがどれかだいたい見えてくると思います!

名古屋経理

月間仕訳件数1.記帳代行入力サポート2.記帳代行丸投げパック
50仕訳まで980円/月3,000円/月
100仕訳まで5,000円/月10,000円/月
150仕訳まで7,500円/月15,000円/月
200仕訳まで10,000円/月20,000円/月
300仕訳まで15,000円/月30,000円/月
400仕訳まで18,000円/月36,000円/月
500仕訳まで20,000円/月40,000円/月
600仕訳まで22,500円/月45,000円/月
700仕訳まで25,000円/月50,000円/月
700仕訳超100仕訳増加ごとに5,000円アップ

月に50枚以下の領収書枚数であれば、料金は月々1,000円で依頼できます。

基本的には納品は20日以内となっていますが、オプションで5日以内とすることも可能です。

また、部門別の記帳や、証憑ファイリング、予算管理、資金繰りの管理、経営レポートなどのオプション追加もできます。

>>名古屋経理で細かいプランを見る

東京経理・給与代行センター

仕訳数

記帳丸投げタイプ

出張代行タイプ
30仕訳1,980円/月29,800円/4時間
50仕訳9,800円/月
100仕訳19,800円/月
150仕訳29,800円/月
200仕訳39,800円/月
300仕訳59,800円/月
400仕訳69,800円/月
500仕訳79,800円/月
600仕訳89,800円/月
700仕訳99,800円/月
700仕訳超え別途御見積りいたします

東京経理では、丸投げプランと訪問プランがあります。

丸投げの場合は領収書や請求書などの必要書類を一式郵送すると計算して記帳してくれるというシンプルなものです。

出張代行は、それを直接回収にあがってくれるというもの。月に1~2回訪問して領収書の回収も兼ねて面談してくれます。

利用方法に少し不安を覚える方は訪問型の方を利用して見るのもいいですね。

>>東京経理で細かいプランを見る

TaxHouse

料金
業務形態個人事業法人
登録料(初回のみ)10,000円20,000円
記帳料金8,500円/月12,000円/月
申告料金30,000円/年(売り上げ5,000万未満)50,000円(売上5,000万以下)
50,000円/年(売り上げ5,000万以上)

70,000円(売上1億以下)

100,000円(売上1億~)

こちらは記帳代行サービスには珍しく、仕訳数は一切関係なく料金が一律となっているサービスです。

個人事業か法人か、売り上げの規模で料金が決定します。

こちらも必要書類を封筒にて郵送するとあとはほぼずべてやってくれます。

税理士と提携しているため、申告までまとめてやってくれるのは1つの魅力ですね

>>TaxHouseで細かいプランを見る

佐久間会計事務所

月間仕訳件数半投げコース(注1)丸投げコース(注2)証憑整理(注3)スキャナ保存(注4)
30仕訳980円1,500円750円1,500円
50仕訳2,500円5,000円1,500円3,000円
100仕訳5,000円10,000円2,500円5,000円
150仕訳7,500円15,000円3,750円7,500円
200仕訳10,000円20,000円5,000円10,000円
250仕訳12,500円25,000円6,250円12,500円
300仕訳15,000円30,000円7,500円15,000円
400仕訳20,000円40,000円10,000円20,000円
500仕訳25,000円50,000円12,500円25,000円
500仕訳
以上
50仕訳ごとに下記の追加料金が発生します。
①半投げコース・・・2,500円
②丸投げコース・・・5,000円
③証憑整理・・・1,250円
④スキャナ保存・・・2,500円

半投げコースというのは、あらかじめ用意されたフォーマットの現金出納帳に会計ソフトを使って入力する方法です。価格は丸投げコースの半額です。 

毎月の売り上げと経費の計算をしてくれるので、正確な利益を把握することができます。

>>佐久間会計事務所で細かいプランを見る

経理支援ドットジェイピー

料金
基本料金10,000円/月
初期設定料金20,000円

ドットジェイピーも一律同じ料金で記帳代行をお願いできるサービスです。

またそのほかにも、経理に関する相談に乗ってくれたりするので安心して依頼できます。

>>名古屋経理で細かいプランを見る

大阪経理・記帳代行センター

月間仕訳数格安コース楽々コース証憑整理
30仕訳980円/月1500円/月1,500円/月
50仕訳1,500円/月3,000円/月3,000円/月
100仕訳5,000円/月10,000円/月5,000円/月
150仕訳7,500円/月15,000円/月7,500円/月
200仕訳10,000円/月20,000円/月10,000円/月
300仕訳15,000円/月30,000円/月15,000円/月
400仕訳20,000円/月40,000円/月20,000円/月
 500仕訳25,000円/月50,000円/月25,000円/月
500仕訳以上別途お見積もり
格安コース:50仕訳増えるこどに+2,500円
楽々コース:50仕訳増えるごとに+5,000円

月額980円〜の場合、自分で現金出納帳を作成すれば、会計ソフトに入力してくれます。

また、丸投げだったとしても1,500円〜/月で依頼できるので比較的安価に利用できます!

>>大阪経理で細かいプランを見る

松﨑佳史税理士事務所

1ヶ月間の仕訳数 月額仕訳チェック料 ×12= 年間仕訳チェック料総額 決算書作成料
 1~50 2,000円 ×12= 24,000円  税務顧問の決算料に含まれます
51~75 2,800円 ×12= 33,600円 〃
 76~100 3,600円  ×12= 43,200円  〃 
 101~150 5,400円  ×12= 64,800円  〃 
 151~200 7,200円  ×12= 86,400円  〃 
 201~250 9,000円  ×12=108,000円  〃
 251~30010,800円  ×12=129,600円  〃 
 301~35012,600円  ×12=151,200円  〃
 351~40014,400円  ×12=172,800円  〃 
 401以上50仕訳ごとに
2,000円加算 
 ×12=

 600仕訳ごとに
24,000円加算

 〃

税理士事務所が行なっている記帳代行サービスの一例ですね。

他の記帳代行サービスよりは少し値段は張りますが、その分節税面での個別具体的なアドバイスをもらえたり、税務調査の対応をお願いできたりします。

>>松崎税理士事務所で細かいプランを見る

松本正昭税理士事務所

毎月の仕訳数

振替伝票(税別)

手書き帳簿(税別)

領収証等(税別)

50まで

5,500円

6,500円

8,000円

100まで

8,000円

10,000円

13,000円

150まで

10,500円

13,500円

18,000円

200まで

13,000円

17,000円

23,000円

250まで

15,500円

20,500円

28,000円

300まで

18,000円

24,000円

33,000円

350まで

20,500円

27,500円

38,000円

400まで

23,000円

31,000円

43,000円

450まで

25,500円

34,500円

48,000円

500まで

28,000円

38,000円

53,000円

500超

要相談

要相談

要相談

こちらも税理士事務所で、毎月の仕訳数によって料金が決まります。

毎月の仕訳数は、領収証の数、得意先の数、仕入先の数、預金通帳の行数の合計が目安です。

>>松本正昭税理士事務所で細かいプランを見る

ケロミの経理代行

月間仕訳件数記帳代行
入力サポート
記帳代行
丸投げパック
部門別
30仕訳まで680円/月1,800円/月1,000円
50仕訳まで980円/月3,000円/月1,980円
100仕訳まで5,000円/月10,000円/月4,980円
150仕訳まで7,500円/月15,000円/月9,800円
200仕訳まで10,000円/月20,000円/月14,800円
300仕訳まで15,000円/月30,000円/月19,800円
400仕訳まで17,500円/月35,000円/月20,000円
500仕訳まで20,000円/月40,000円/月25,000円
500仕訳超別途お見積もりいたします。

最低価格680円から利用できる格安記帳代行サービスです。

仕訳数に応じた料金が他のサービスと比べても総合的に低価格なので、できるだけ価格を抑えたい人はこのサービスがおすすめです。

オプションなども確認した上で検討してみてください。

>>名古屋経理で細かいプランを見る

記帳代行以外の業務も依頼したい場合はオンライン秘書を活用!

記帳代行サービスはこれ以外にもまだ複数存在しますが、代表的なのはお伝えしたものです。

それぞれのサービスの特徴を見て、自分にあったサービスを検討してみてください。

ただ、記帳代行をお願いしても、結局のところ口座振込や書類や資料の作成などなど、まだ外部に委託したい仕事は、細かい雑務などを含めるとほかにもたくさんあると思います

記帳代行は記帳代行サービスに、書類作成は書類作成代行サービスに、プレゼン資料作成はその専門の代行サービスに、としていると、どこに何をお願いしたのかわからず結局その管理に手間がかかってしまうことが多くなります。

それらを一括して対応してくれるのがオンライン秘書サービスというオールマイティな代行サービスです。

 

美人秘書

秘書って社長の側近であらゆる雑務や身の回りの仕事を片付けてくれるイメージってありますよね。

それをオンラインでやってくれるのがオンライン秘書サービスなんですね。

 

 

オンライン秘書を活用するメリット
  • 実際に秘書を雇うより安価
  • もと一流企業の社員だった人などハイスペックな人材が多い
  • 書類、資料作成・記帳代行・経理代行・翻訳業務・スケジュール管理からお店予約、口座振込などの雑務まで基本的にオンラインで完結する業務なら幅広く対応可能
  • チームで取り組み、各専門分野を持つスタッフが対応してくれる
  • 専任しスタントが全ての業務を統括してくれるのでコミュニケーションコストは最小限

美人秘書

まとめていろんな業務を遂行してくれるのにも関わらず、全ての業務に専門家がつくのでクオリティでも見劣りしないというのは魅力的ですね!

近年生まれたサービスで、今利用し始める企業や個人が急増しているサービスです。

月5万円くらいから利用できるので、まだ売り上げが大きくない個人事業主でも利用できてしまいます。

詳しくは『オンライン秘書とは?オンラインでアシスタントを活用するメリット・デメリット』で解説しています。

オンライン秘書を雇う方法と注意点については『一人社長が秘書を雇う時の注意点・メリット・デメリットについて解説』を参照してください。

 

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